ドンムアン空港には国際線ターミナル(第1ターミナル、T1)と国内線ターミナル(第2ターミナル、T2)がある。
国際線ターミナルの3階(出発階)外から見た国内線ターミナル(T2)。国際線ターミナルと国内線ターミナルの建物は隣接しており、徒歩で移動できる。
国際線ターミナルはタイ国外からタイへ来た場合、もしくはタイからタイ国外へ行く場合に利用する。例えば、日本からタイ、タイから日本へ行くときは国際線ターミナルを利用する。
国内線ターミナルはタイ国内の都市間の移動で利用する。例えば、バンコクからチェンマイ、チェンマイからバンコクなどの移動では国内線ターミナルを利用する。
ドンムアン空港のプライオリティパスで入れるラウンジは国際線ターミナル、国内線ターミナルそれぞれ3ヶ所ずつ、合計6ヶ所存在している。
6ヶ所のうち5ヶ所は入国審査、荷物検査後のフロアで営業している。6つのうち1ヶ所は荷物検査前に当日航空券のチェック無し利用できる。
空港での待ち時間を快適に過ごすためにも、プライオリティパス所有者はラウンジの情報を把握しておいた方が良いだろう。
この記事では
▶ ドンムアン空港国際線ターミナル(第1ターミナル)で営業しているプライオリティパスで利用可能なラウンジ
▶ ドンムアン空港国内線ターミナル(第2ターミナル)で営業しているプライオリティパスで利用可能なラウンジ
から
▶ プライオリティパスを利用する前に知っておくべきこと
まで詳しく述べていきたいと思う。
ドンムアン空港国際線ターミナル(第1ターミナル、T1)で営業しているプライオリティパスで利用可能なラウンジ
ドンムアン空港国際線ターミナル(第1ターミナル、T1)で営業しているプライオリティパスで利用可能なラウンジはすべて入国審査(パスポートコントロール)・荷物検査後のフロアで営業している。
国際線ターミナルのプライオリティパスで利用可能なラウンジをまとめると下記のようになる。
MIRACLE LOUNGE | MIRACLE LOUNGE | THE CORAL EXECUTIVE LOUNGE | |
営業場所 | 入国・荷物審査を通過した後、左折。 「スターバックス」「King Power」免税店の向かい側。 | 入国・荷物審査を通過した後、左折。 両替ブースの近く | 荷物検査場の目の前。 VAT払い戻しデスクの隣。 |
営業時間 | 毎日24時間 | 毎日24時間 | 毎日24時間 |
滞在可能時間・利用条件 | 最長2時間まで滞在可能。 会員でなくとも2歳未満のお子様は入室無料。 | 最長2時間まで滞在可能。 会員でなくとも3歳未満のお子様は入室無料。 | 最長3時間まで滞在可能。 会員でなくとも2歳未満のお子様は入室無料。 アルコール飲料はビールのみ無料。 |
その他 | プライオリティパスを持っていない人は2時間630バーツ(約2300円)。 無料WiFi。 禁煙。 | プライオリティパスを持っていない人は2時間630バーツ(約2300円)。 無料WiFi。 禁煙。 | プライオリティパスを持っていない人は2時間1200バーツ(約4300円) 無料WiFi。 禁煙。 |
国際線ターミナルのラウンジはいずれも荷物検査場から数十メートルの場所に集まっている。
MIRACLE LOUNGE
MIRACLE LOUNGEは入国・荷物審査を通過した後、左折すると2つが近場で並んでいる。ここでは「スターバックス」の向かい側でわかりやすいMIRACLE LOUNGEを紹介する。
スターバックスの目の前にMIRACLE LOUNGEがある。右の受付でプライオリティパスと航空券を提示し、サインをする。
(忘れた人を含む)プライオリティパスを持っていない人は630バーツ(約2300円)で2時間利用ができる。
MIRACLE LOUNGEは受付奥の階段を上がった上にある。
MIRACLE LOUNGEは2時間という時間制限がある。3時間滞在したい人やビールを飲みたい人は荷物検査場の前にあるTHE CORAL EXECUTIVE LOUNGEの方が良いだろう。
ドンムアン空港国内線ターミナル(第2ターミナル、T2)で営業しているプライオリティパスで利用可能なラウンジ
ドンムアン空港国内線ターミナルで営業しているプライオリティパスで利用可能なラウンジは入国審査(パスポートコントロール)・荷物検査後のフロアで2つ、入国審査・荷物検査前(ランドサイド)の4階フロアで1つ営業している。
国内線ターミナルのプライオリティパスで利用可能なラウンジをまとめると下記のようになる。
MIRACLE CO-WORKING SPACE | MIRACLE LOUNGE | THE CORAL EXECUTIVE LOUNGE | |
営業場所 | 入国審査・荷物検査前(ランドサイド)の4階フロア | 荷物検査後、右折。ゲート51の右側。 | 荷物検査後、右折。ゲート51の右側。 |
営業時間 | 午前6時~午後10時 | 午前5時30分~午後7時30分 | 午前6時~午後10時 |
滞在可能時間・利用条件 | 最長2時間まで滞在可能。 会員でなくとも2歳未満のお子様は入室無料。 | 最長2時間まで滞在可能。 会員でなくとも2歳未満のお子様は入室無料。 | 最長3時間まで滞在可能。 会員でなくとも2歳未満のお子様は入室無料。 アルコール飲料はビールのみ無料。 |
その他 | プライオリティパスを持っていない人は2時間350バーツ(約1300円)。たびたびプロモーションも行われている。 無料WiFi。 禁煙。 チケットの提示不要。 | プライオリティパスを持っていない人は2時間600バーツ(約2200円)。 無料WiFi。 禁煙。 | プライオリティパスを持っていない人は2時間1000バーツ(約3600円)。 無料WiFi。 禁煙。 |
国内線ターミナルのラウンジではMIRACLE CO-WORKING SPACEが利用しやすい。チケットの提示も求められないため、日本からバンコクへの到着日にも利用できる。
ドンムアン空港へ到着し、食事を無料で済ませたい人にも使われている。
MIRACLE CO-WORKING SPACE
MIRACLE CO-WORKING SPACEは国内線ターミナル内で営業しているラウンジである。プライオリティパスの提示で2時間無料利用が可能である。カードを忘れた人を含むプライオリティパスを持っていない人は350バーツ(約1300円)。
チケットの提示は不要となっているため、日本からバンコクへ到着時、食事場所としても利用できる。ただ、国外からの到着でこちらのラウンジを利用したい場合、国際線ターミナルから国内線ターミナルへ移動しなければならない。
国際線ターミナルと国内線ターミナルは隣接しており、徒歩で移動できるものの建物が大きいため、10分程度はかかるだろう。
ドンムアン空港国内線ターミナル。国際線ターミナル側から見た国内線ターミナル。写真右奥にMIRACLE CO-WORKING SPACEがある。
MIRACLE CO-WORKING SPACEは国際線ターミナル側から離れた国内線ターミナルの奥にある。
写真中央右奥に見えるのがMIRACLE CO-WORKING SPACE
上でも述べたように、MIRACLE CO-WORKING SPACEはパスポートコントロール、荷物検査前に利用できる。時間が余った場合のドンムアン空港における滞在先として、覚えておいても損はないだろう。
プライオリティパスを利用する前に知っておくべきこと
ラウンジの利用には原則として
1.当日の搭乗券(チケット)
2.プライオリティパス
が必要になる。プライオリティパスは受託手荷物ではなく、機内持ち込み手荷物へ含めておくようにしよう。カードを持っていないと、ラウンジの利用も有料となる。
例外として、MIRACLE CO-WORKING SPACEのように搭乗券の提示を求められないラウンジもある。また、プライオリティパスはカードではなく、デジタル(アプリ)会員証での利用もできる。

スマートフォンは常に持ち歩いてる人も多く、カードよりも持ち運びは便利だろう。ただし、楽天プレミアムカード会員が発行できるプライオリティパスではデジタル会員証の利用ができない(2019年10月現在)。楽天プレミアム会員ではアプリへの会員はできるものの、デジタル会員証が表示されないためカードを持参する必要がある。デジタル会員証が利用できるかどうかはアプリで会員証の表示ができるかどうかで決まる。
デジタル会員証の利用はできないものの、楽天プレミアムカードなら年会費1万1000円でプライオリティパスの利用ができる。プライオリティパスが欲しい人の選択肢としてはもっとも優先順位が高いだろう。
楽天プレミアムカードについて詳しく知りたい人は下記記事を参考に。
もちろん、この値段でもラウンジは無制限に利用できる。