チェンマイ空港から市内までの移動手段をわかりやすく紹介します

RTCチェンマイスマートバスチェンマイの観光

 

チェンマイ空港から市内への移動方法としては

1.タクシー(旧市街までなら200バーツ程度)
2.RTCチェンマイスマートバス(20バーツ
3.シャトルバス(40バーツから60バーツ
4.トゥクトゥク、ソンテウ(旧市街なら150バーツ程度)

が主流となっている。

利便性で判断すると、目的地まで直接向かってくれるタクシーがおすすめだ。旧市街までなら最安値の移動方法と比べても500円程度の違いしか無い。家族での旅行で小さな子どもがいる場合だったり、このぐらいの料金差を気にしないなら迷わずタクシーを利用すれば良いだろう。

タクシーと言えば、東南アジア版Uberのグラブ(Grab)もある。ただ、Grabは値段はタクシーよりも高く、空港内の敷地に止めるとタクシー運転手ともめるため、入りたがらない。これら理由で空港からのGrab利用は少々面倒だったためおすすめできない。

 

安さで選べばRTCチェンマイスマートバスもおすすめだ。空港からの料金はわずか20バーツ(約72円)である。RTCチェンマイスマートバスはニマンヘミン通り、旧市街周辺といったチェンマイの主要エリアを回る。

他にもシャトルバスはRTCチェンマイスマートバスが回らないエリアへの移動なら利用を検討しても良いだろう。

 

この記事では「チェンマイの空港から市内へ行く方法」を知りたい人に向け

▶ タクシーで市内へ行く方法
▶ RTCチェンマイスマートバスの乗り方とルート
▶ シャトルバスの乗り方とルート

から利用者が少なくマイナーな

▶ トゥクトゥク、ソンテウによる移動方法

まで詳しく述べていきたいと思う。

空港から市内への移動だけでなく、市内から空港への移動方法についても事前に確認しておいた方が良いだろう。チェンマイ市内からチェンマイ空港への移動については下記記事を参考に。

チェンマイ市内から空港までの移動手段をわかりやすく紹介します
チェンマイ市内からチェンマイ空港への移動方法としては、 1.タクシーもしくはグラブ(Grab) 2.チェンマイスマートバス 3.トゥクトゥク が主流となっている。 その他、大きな荷物を持って「いない」場合はバイク(バイクタクシー)でも良いだ...

 

チェンマイ空港からタクシーで市内へと向かう

チャンマイ空港のロビー
チェンマイ空港のロビー

 

チャンマイ空港へ到着し、荷物がベルトコンベア乗せられ流れているエリアを抜けると、旅行代理店やタクシー予約ブースが並んぶ空港1階到着ロビーに出る。

タイ国外からの国際線なら1番出口(Exit 1)に近い位置に出る。この1番出口近くにタクシー乗り場がある。

チェンマイ空港Exit1
1番出口(Exit 1)

 

バンコクから等、タイ国内の飛行機だと国際線到着ロビー方面(右)へ少しだけ歩く必要がある。到着ロビーから空港建物外へ出てしまうと荷物検査なしに空港建物内へ再入場できなくなる。空港内の方が涼しく移動しやすいため、1番出口がわからない場合も建物内で探した方が良いだろう。

 

1番出口(Exit 1)を出ると、タクシー待ちをしている客とブースが見える。

チェンマイ空港のタクシー乗り場
タクシー乗り場。1番出口(Exit 1)を出てすぐなのでわかりやすいかと思う。

 

到着ロビーにあるタクシーブースでも、タクシーの配車を頼める。タクシーの予約ブースは到着ロビーにいくつかある。

チェンマイ空港のタクシー予約ブース
チェンマイ国際空港のタクシー予約ブース。「TAXI」の文字がある。目的地(ホテル名)を聞かれ、場所に応じた料金が請求される。

 

メータータクシーは旧市街東側(空港側)まで120バーツ(約430円)程度に加えて50バーツ(約180円)ほどの空港使用料が取られる。タクシー予約ブースの料金とはあまり違いはない。

ただし、メータータクシーは遠回りで料金を上乗せされることもある。料金相場がわからない人は予約ブースでタクシーの予約をした方が安心だ。

 

チェンマイ空港へ到着したばかりのタクシーを捕まえたり、空港敷地外の道路で捕まえれば、空港使用料50バーツは取られない。メーターで向かうことを条件に交渉すると良いだろう。ただし、時間帯によってはかなりの時間待つ必要がある。

 

空港タクシーでは、少し大きめのワンボックスタイプ(Big Carと呼ばれる)のタクシーをすすめられることもある。値段は260バーツ(約930円)と通常のタクシー(レギュラータクシー)よりも高くなる。複数人で大きな荷物を持っている場合でもなければ通常のタクシーで良いだろう。

 

RTCチェンマイスマートバスの乗り方とルート

RTCチェンマイスマートバス
RTCチェンマイスマートバス

 

RTCチェンマイスマートバスは空港からニマンヘミン通り、旧市街周辺といった主要エリアを回る路線バスである。20バーツ(約72円)で空港から市内、市内から空港へ行ける。ただし、運行時間は6時~23時30分までになるため、深夜着の便では利用できない。

 

支払いはバンコクのBTSやコンビニで使える「ラビットカード」も使える。

RTCチェンマイスマートバスの支払機
ドライバーの横にあるラビットカード支払機器

 

空港からRTCチェンマイスマートバスの乗り方

RTCチェンマイスマートバスへ乗るには、海外からなら入国審査、荷物受取りロビーを通り、空港到着ロビーに出てから1番出口(Exit 1)に向かう。

チェンマイ空港Exit1
1番出口(Exit 1)

 

タイ国外からの国際線は1番出口(Exit 1)に近い到着ロビーに出る。バンコクから等、タイ国内の他の都市から来た場合だと、国際線到着ロビー方面へ少しだけ歩く必要がある。

 

1番出口(Exit 1)から建物外へ出ると、タクシーを待つ人の列と右に道路がある。右側の道路沿いに青い車体のRTCチェンマイスマートバスは停車している。

RTCチェンマイスマートバス乗り場
RTCチェンマイスマートバス乗り場。青い車体は右の植木で少し隠れている。

 

チェンマイ国際空港のRTCチェンマイ・スマート・バス乗り場
チェンマイ国際空港のRTCチェンマイスマートバス乗り場

 

空港発のバスは時計回りと反時計回りに走るバスが停車している。


RTCチェンマイスマートバスの走行ルート(rtccitybus.comでより大きな画像を見れる)。上記図のR3(黄色と赤色のライン)が空港から市内を循環するバスのルートである。黄色と赤色のラインの通るルートは同じだが、逆方向にバスは走っている。

時計回りのバスは赤色、反時計回りのバスは黄色に色付けられている。

 

バスが市内で運行している時間は6時~23時30分までになる。運行間隔は赤回りが20~30分に1本、黄色回りは30~45分に1本となっている(2019年11月現在)。

RTCチェンマイスマートバスの時刻表
RTCチェンマイスマートバスの時刻表(chiangmaitraveller.comより)

 

▶ 黄色のルート
1.チェンマイ空港(AIRPORT)
2.ウアライ通り(WUA LAI)
3.チェンマイ門(CHIANG MAI GATE)
4.ターペー門(THA PHAE GATE)
5.ユパラート・ウィッタヤライ校(YUPPARAJ)
6.チャンプアック門(CHANG PHUAK GATE)
7.ガート・スワン・ゲーオ(KAD SUAN KAEW)
8.ニマンヘミン通り(NIMMAN)
9.ワット・スワンドーク(SUAN DOK)
10.ノン・ブアク・ハット公園(NONG BUAK HARD PUBLIC PARK)
11.チェンマイ空港(AIRPORT)

 

▶ 赤色のルート
1.チェンマイ空港(AIRPORT)
2.ワッタノー(WATTANO)
3.ワット・スワンドーク(SUAN DOK)
4.ニマンヘミン通り(NIMMAN)
5.ガート・スワン・ゲーオ(KAD SUAN KAEW)
6.チャンプアック門(CHANG PHUAK GATE)
7.三王像広場(THREE KING MONUMENT)
8.ターペー門(THA PHAE GATE)
9.チェンマイ門(CHIANG MAI GATE)
10.セントラル・プラザ・エアポート(CENTRAL PLAZA AIRPORT)
11.チェンマイ空港(AIRPORT)

 

空港からなら

ターペー門周辺やナイトバザール周辺に宿を取っている人なら「黄色」のルートが早い。

ニマンヘミン通り周辺に宿を取っている人なら「赤色」のルートが早い

真ん中の「チャンプアック門(CHANG PHUAK GATE)」付近なら赤色、黄色関係なく、早く出発する方へ乗れば良いだろう。

 

バスの側面にも色とルートが記載されている。

RTCチェンマイスマートバス(赤色ルート)
赤色のバス。どこで降りるべきかはホテルなど目的地にもよる。目的地を事前に把握してから乗るようにしよう。

 

料金は降車場所に関係なく一律20バーツ(約72円)である。乗客が少ない場合、降りる場所を事前に伝えておけばドライバーが知らせてくれる。ただ、忘れているドライバーもいるだろう。スマートフォンを用意し、バスに乗っている間はGoogle Maps等で現在地を把握しておくべきだ。

 

RTCチェンマイスマートバスでは、空港から主要なエリアの旧市街へは30分から1時間ぐらいの時間がかかる。

 

RTCチェンマイスマートバスの利用で便利なアプリ

RTCチェンマイスマートバスの利用で便利なアプリとしては「ViaBus」がある。アプリ「ViaBus」ではバス停の検索ができる。

ViaBus - Transit Tracking & Navigation

ViaBus – Transit Tracking & Navigation

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ViaBusでは地図からタップして、市内のバス停を調べられる。

 

上記アプリは空港から市内への移動よりも、市内から空港への移動含む、市内の利用で便利だ。帰りの市内から空港への移動でもRTCチェンマイスマートの利用を考えているなら、予めダウンロードしておき、最寄りのバス停留所を把握しておくと良いだろう。

 

シャトルバスの乗り方とルート

チェンマイ空港のExit9
9番出口(Exit 9)シャトルバスの建物内チケット購入ブース

 

空港シャトルバスはワゴン車(ミニバン)を指しており、チェンマイ空港の国際線ターミナル端、9番出口(Exit 9)にチケット販売ブースがある。

 

シャトルバスには40バーツのA1、A2と60バーツのA3ルートがある。

目的地によって値段が異なっており

A1、A2:旧市街地と園周辺
A3:旧市街地よりも東側

となっている。A3ルートはハイウェイを使うため値段が20バーツ高い60バーツになっている。

目的地を伝えれば、どのルートで行けば良いか教えてくれる。行き先を口頭で説明できない場合は事前に行き先の地図やGoogle Mapなどを見せよう。

 

シャトルバスは空港からの顧客を失うタクシー運転手の反発もあったと言われている。そのためか、シャトルバスのチケットを購入する前に「シャトルバスは30分以上待つのでタクシーの方が良い」と言われ、タクシーをすすめてくる人も出てくる。こうした顧客を奪おうとする営業も、タクシー業界への配慮からかシャトルバス側は許しているのだ。もちろん、タクシーに乗りたくない人は断れば良い。

チェンマイ空港・シャトルバス・チケット購入ブース
空港外のチケット販売ブース。販売ブースの横にいる赤いシャツを着た男性たちがタクシーの勧誘をしてきた。

 

シャトルバスはチケット購入後、空港建物内から出るように促され、暑い中外で待たされる。なぜか、涼しい建物内で待つことは許されない。待ち時間は30分弱で乗ることが出来た。シーズン中はもっと待つことになるかもしれない。

チェンマイ空港のシャトルバス
チェンマイ空港のシャトルバス。日本で言うワゴン車である。

 

ちなみに、シャトルバスも通常はソイ(路地)には入らず、大通りのソイ入口までしか行ってくれない。それでもRTCチェンマイスマートバスのルートから大きく外れた場所へ行きたい人は、タクシーよりも値段は安いのでおすすめだ。

 

トゥクトゥク、ソンテウによる移動方法

チェンマイのドイ・ステープ行きソンテウ
ソンテウ

 

トゥクトゥク、ソンテウを捕まえる場合、空港建物のすぐ外にある市内からの車が到着するゾーンで市内から客を乗せて来るまで待つか、空港敷地外の道路まで行く必要がある。

空港で捕まえたい場合は出発ロビーの外で待ち、市内から到着したトゥクトゥク、ソンテウが客を降ろしたら、すぐにドライバーへ近づいて値段交渉をしよう。

チェンマイのトゥクトゥク
トゥクトゥク

 

交渉次第ではあるが、トゥクトゥクは150バーツ(約540円)出せば旧市街ぐらいまで行ってくれる。ソンテウは途中客を乗せたり、遠回りしながらになるが100バーツ(約360円)程度が目安となる。

トゥクトゥクやソンテウはチェンマイに滞在している間、市内における主要な移動手段となる。チェンマイ市内ではタクシーが殆ど走っていないからだ。

市内から空港へ向かう場合もトゥクトゥクやソンテウが捕まえやすいので便利である。こちらも距離によるが100~150バーツ(360円から540円程度)が目安となる。

 

チェンマイを観光する際にはチェンマイ市内の移動手段も把握しておいた方が便利だろう。観光時に利用するチェンマイ市内の移動手段について詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

チェンマイ市内の移動手段を紹介します
チェンマイにはバンコクのBTS(バンコクスカイトレイン)や地下鉄(MRT)といった都市交通システムが無い。ただ、道路には数多くのトゥクトゥク、ソンテウが走っているため移動には不便しないだろう。トゥクトゥクは50バーツ(約180円)、ソンテウ...
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