カオサン通りにおける昼と夜の楽しみ方、過ごし方を地図とともに紹介します

カオサン通りバンコクの観光

 

カオサン通り(カオサンロード)およびその周辺はバックパッカーの聖地として世界的に有名なエリアである。現在のカオサンもバックパッカーの主な滞在場所としてだったり、旅行者同士の情報交換・出会いの場としての機能はまだ残っている。しかし、カオサン自体を観光スポットとして楽しむために訪れる人も多くなっている。

 

カオサン通りを中心とした徒歩圏内のエリアでは食事やマッサージ、ファッションタトゥーやヘアアレンジ、シッピングなどが楽しめる。夜になればカオサン通り自体が路上のディスコと化し、毎日がお祭り騒ぎとなる。お祭りは時間にとらわれることなく、暗くなったら自然と始まり、朝方まで騒いでいる人がいる限り続いている。

カオサン周辺にはワットポーや王宮といったバンコクでも有名な観光スポットがある。これらの観光のほか、カオサンを拠点にバンコク中心部や市外へと出ても良いだろう。

 

カオサンは自国でお金を貯め、物価の安い海外で過ごす「外こもり」の長期滞在先としても人気である。お金を使って楽しむよりも、あまりお金のかからない楽しみ方をしたいという人にもおすすめのエリアだ。

 

この記事ではカオサンへ訪れる前に知っておくべきこととして

▶ カオサンでの楽しみ方、過ごし方
▶ カオサン通り周辺の地図

から

▶ カオサンにおけるおすすめのゲストハウス、ホテル
▶ カオサンの過去から現在について

までを中心に詳しく述べていきたいと思う。

 

カオサンでの楽しみ方、過ごし方

カオサン通り
カオサン通り

 

カオサンにおける楽しみ方、過ごし方は

1.カオサンエリア
2.カオサン周辺の観光スポット

のほか

3.カオサンを拠点にバンコク市内、バンコク市外へと出る

とエリアごとに分けられる。

下記ではそれぞれ詳しく紹介していきたいと思う。

 

1.カオサンエリアでの楽しみ方、過ごし方

「何もしない」を楽しみ、ゆっくりとカオサンに浸るのも悪くない。本を読んだり、多くの時間をゲストハウスで旅仲間とのコミュニケーションに使いたい人もいるだろう。

 

滞在先から出て楽しみたい場合も、カオサンはエリア内でお店や露店が充実しており

①食事(ゲテモノ料理を含む)やカフェ
②マッサージ
③お酒やディスコ(夜遊び)
④ファッションタトゥーやヘアファッション
⑤ショッピング

といった楽しみ方がある。

下記でそれぞれ詳しく紹介していく。

 

①食事(ゲテモノ料理を含む)やカフェ

カオサンのレストラン
カオサン通りから1本北にあるレストランが並ぶ通り

 

カオサン通りおよび周辺には様々なレストラン・カフェ、屋台が営業している。タイ料理や欧米系のレストランだけでなく、日本食レストランも数軒営業している。食にも様々な選択肢があるため、長期間滞在しても飽きは来ないはずだ。

 

カオサン通りのケバブ屋台
日本でもお馴染みのケバブは60バーツ(約200円)

 

また、カオサン通りではタガメや芋虫、サソリなどの昆虫食を含むゲテモノ料理も揃っている。

 

カオサンの昆虫食
昆虫食

 

カオサンのワニ肉
ワニ肉にも挑戦できる

 

こうした昆虫食を含むゲテモノ料理は友人グループでのカオサン訪問では盛り上がるだろう。1人旅でもゲテモノ料理に挑戦したい人はいるはずだ。幅広い旅行者に食でも楽しみを与えてくれる。

 

カオサン通りに並ぶ露店
カオサン通りに並ぶ露店

 

通りに出れば1日通して騒がしいものの、カオサンにはのんびりできる店も多い。建物に入ったり、カオサン通りから1本でも離れれば、ゆっくりと過ごしたい人向けの場所が用意されている。

 

カオサン通りのカフェ
カオサン通り沿いの建物内で営業しているカフェ

 

②マッサージ

カオサン通りのマッサージ
カオサン通りのマッサージ屋

 

カオサンにおけるマッサージの値段相場は大体

・タイマッサージ1時間250バーツ
・フットマッサージ1時間250バーツ
・オイルマッサージ1時間350バーツ
・ヘッドマッサージ1時間300バーツ

となっている。

 

カオサン通りのマッサージ料金

 

他にもハーバルマッサージといったタイならではのマッサージを提供している店もある。

ハーバルマッサージは、ハーバルボールという布にハーブを詰め込んで蒸したものを身体に当て、マッサージする。このマッサージも気持ち良くておすすめだ。ハーバルボールは日本でも購入できる。

 

マッサージは昼だけでなく夜も営業している。

カオサン通りのマッサージ

カオサンでのマッサージは日本よりも断然安く受けれるため、毎日のようにマッサージへ通う人もいる。

旅の疲れを取りたい人、リラクゼーション目的の旅行者におすすめである。

 

③お酒やディスコ(夜遊び)

カオサン通り・夜のディスコ
夜のカオサン通り

 

夜になれば、カオサン通り沿いのレストランやバーからダンスミュージックが流れる。バーからカオサン通りへと人が溢れ出ているため、ドリンクを注文しなくとも、無料で楽しめるディスコ状態となる。

 

カオサン通りでの夜遊び
バーレストランからカオサン通りへと溢れた人々

 

カオサン通りにおける夜遊び

メインとなるカオサン通りでは、朝方まで音楽が鳴り響いている。道の真ん中でダンスをするなど、盛り上がっている。欧米系や中国、韓国系のアジア旅行者のほか、地元タイ人も多い。

こうした通りで交流したり、騒ぐのも楽しいはずだ。

 

カオサン通りでは箱型のディスコも営業している。

カオサンのディスコ「LAVA」
カオサンのディスコ「LAVA」。ディスコは旅行客をターゲットにしたフリーのタイ人娼婦もいる。

 

カオサンでは滞在中、夜遊びを楽しむために夜を中心に活動している人も多い。こうした夜での遊び目的で滞在するのも悪くないだろう。

 

④タトゥーやヘアファッション

カオサンではタトゥーやヘアアレンジを楽しんでいる人も多い。

タトゥーは消えない本物のタトゥーを施してくれる店のほか、ヘナと呼ばれる髪染めなどで使われる染料で描くタトゥーの店もある。ヘナタトゥーは1週間程度で消えるため、タイ旅行期間だけ楽しめるタトゥーとして、日本人旅行者にも人気だ。

 

カオサンのヘナタトゥー
カオサン通りのヘナタトゥー店。薄着になるため、腕やふくらはぎへとつけている人が多い。

 

他にもヘアアレンジとしてデザインカットのほか、エクステ(つけ毛)やコーンロウをしてくれる店も営業している。

 

カオサンで営業しているヘアアレンジのお店
カオサンで営業しているヘアアレンジのお店

 

ヘナタトゥーもヘアアレンジも短期間のお試しでできるため、旅行の思い出づくりにもなるだろう。

 

⑤ショッピング

カオサンのお土産通り
カオサン通りから出ているお土産、旅行代理店が並ぶ路地

 

カオサン通りおよびその周辺エリアでは旅行者向けに様々な商品が売られている。

 

カオサンの露店
カオサンエリアにある露店。旅行者にお馴染みのタイパンツも売られている。

 

カオサンで売られている石鹸
カオサンで売られているソープ(石鹸)。匂いが強く、SPA石鹸とも呼ばれている。中には性器の形をした石鹸(ジョークグッズ)もある。

 

カオサンで売られている照明
エスニック風のライト(照明)やコンセントなどの電気製品もある

 

カオサンではファッションやファッション関係の小物、雑貨やジョークグッズなどなんでも揃っている。ショッピングも楽しめるエリアとなっている。

しかし、バンコクでのショッピングならMBKセンターやチャトゥチャック ウィークエンド マーケット、プラトゥーナムの方が料金を安く交渉でき、品揃えもより豊富なためおすすめである。これらのマーケットやショッピングモールでもタイならではの商品が売られている。

カオサンで売られている商品も多くが、チャトゥチャック ウィークエンド マーケットで仕入れたり、中国からの輸入品である。カオサンならではの商品は少なく、値段も高い。バンコク市内でショッピングをする予定の人はカオサンで買う必要も無いだろう。

 

2.カオサン周辺の観光スポット

カオサン周辺にはバンコクでも有名な観光スポットがいくつかある。たとえば、日本人にも有名で人気のあるワットポーや王宮(グランドプレイス)は数kmの徒歩圏内にある。

 

ワットポー
ワットポー

 

王宮(ワットプラケオ)
王宮(ワットプラケオ)

 

周辺の観光地へはカオサン通りから徒歩でも行けなくはない。ただ、年中常夏であるバンコクでは少々大変に感じる人もいるはずだ。カオサンエリアで多数待機しているトゥクトゥクをチャーターするなどして回っても良いだろう。

 

カオサン通りのトゥクトゥク
カオサン通りで待機しているトゥクトゥク。値段は交渉制で近場なら50バーツ程度。観光スポットを何箇所も回る場合や数時間チャーターする場合は距離や時間ごとに変わるので一概には言えない。数カ所であれば200バーツぐらいが目安になる。

 

ただし、カオサン周辺のトゥクトゥクに乗ると、ボッタクリの店やスーツが売られている店へ強制的に連れて行かれることがあるため注意しなければならない。トゥクトゥクのドライバーはショップへ連れて行くとマージンをもらえるため、かなりしつこく誘ってくる。連れてかれそうになったら、はっきりと断るか、その場で降りても良いかと思う。

勧誘を断ったり、値段交渉が面倒な人はグラブ(Grab)を使った1時間単位のツアーがおすすめである。

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3.バンコク市内、バンコク市外へと出る

カオサンに滞在している人の中には、バンコク市内へと出たい人もいるだろう。カオサンを拠点としてバンコク観光を楽しんでいる人も多い。

ただ、カオサンはバンコクの広い範囲へのアクセスには不便な場所にある。BTSや地下鉄駅からも離れているからだ。

BTSや地下鉄沿線に行くにはタクシーやトゥクトゥクを使った方が良いだろう。料金は行き先にもよるが、100バーツ~になる。カオサン周辺ではふっかけてくるタクシーやトゥクトゥクも多いため、面倒なら上でも紹介したグラブを使うべきだ。

 

移動でもお金を節約したい人はカオサン通り最寄りの「N13 Phra Arthit」駅からチャオプラヤー川で運行する水上バスがおすすめである。

 

チャオプラヤーツーリストボート
チャオプラヤーツーリストボート

 

チャオプラヤーボートを利用すればカオサン最寄りのN13 Phra Arthit駅からBTSサパーンタクシン駅最寄りのサトゥーンへ15バーツで行ける。BTSへ乗り換えれば、バンコクの主要スポットへも「安く」アクセスが可能になる。

チャオプラヤーボートの料金や利用方法含むバンコク市内からカオサンへのアクセスについては下記記事を参考に。

カオサン通りへの行き方としておすすめの移動手段を紹介します
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上記記事でカオサンからバンコク市内へのアクセスも把握できるかと思う。

 

タクシーやグラブを使えばバンコク「市外」へも、カオサンから楽に出られる。グループでの移動なら料金的にもそこまで負担にはならないだろう。

料金をなるべく抑えたいなら、バンコク市内のバスターミナルから出ているバスやカオサンから出ているロットゥー(ミニバス)が良いだろう。カオサンには様々な都市へ行くロットゥーを旅行代理店にて予約できる。

 

カオサンの旅行代理店
カオサンの旅行代理店。都市の名前と料金が記載されている。

 

チェンマイやプーケット、カンボジアなどの国外への長距離移動でも、ロットゥーなどによるツアーが出ている。ただ、エアアジアなどのLCCでも安く行けるため、バンコクから離れた都市へは空路での移動が無難である。

 

カオサン通り周辺の地図

カオサン地図
カオサン通り(黄色)とその周辺エリアにある通り(OpenStreetMapより)

 

カオサンエリアはカオサン通りを中心として、カオサン周辺の通りも観光客向けエリアとして発達している。

中心となるカオサン通りにはレストランやカフェ、お土産屋、マッサージ屋、旅行代理店に床屋、ゲストハウスにホテル、タトゥー屋、ファッションや雑貨等が売られたショップ、露店など何でも揃っており、このエリアでもっとも賑やかな通りである。

 

カオサン通りに停車しているトゥクトゥク
カオサン通り

 

カオサン通りの東側出入口から上下に伸びる「タナオ通り(Thanon Tanao)」はカオサン通りよりも北のエリアで服やアクセサリー等ファッション関係のお店が並んでいる。露店は無く、人通りも少ないためすっきりしている。

タナオ通り(Thanon Tanao)側入口
タナオ通り(Thanon Tanao)側のカオサン通り入口

 

カオサン通りの1本北隣で並行して通っている「ランブッテリー通り(Rambuttri alley)」はレストランだったり、マッサージ屋、ゲストハウスが多い。

ランブッテリー通り(Rambuttri alley)
ランブッテリー通り

 

ランブッテリー通りはカオサン通りにも近いため、夜になると賑やかになる。

ランブッテリー通りのレストラン
ランブッテリー通りのレストラン

 

「ソイ ランブットリー(Soi Ram Buttri)」は服などファッション関係の小物が売られている露店やゲストハウス、レストランにマッサージ屋が並ぶ、こちらも比較的賑やかな通りとなっている。

ソイ ランブットリー

ソイ ランブットリーのマッサージ
ソイ ランブットリー

 

ソイ・ランブットリーは途中、レストランやマッサージ屋、タトゥーショップが並ぶチャナソンクラーム通り(Chanasongkram Alley)という細い路地と繋がっている。

カオサンのチャナソンクラーム通り(Chanasongkram Alley)
チャナソンクラーム通り

 

チャナソンクラーム通りはチャオプラヤ川のチャオプラヤーボート乗り場にも比較的近く、バンコク市内へのアクセスにも便利な位置にある。

N13プラアーティット(Phra Arthit)
チャオプラヤー・ボート「N13 Phra Arthit」駅

 

チャオプラヤー・ボートの乗り方やバンコク市内からカオサンへ行く方法について詳しくは下記記事を参考に。

カオサン通りへの行き方としておすすめの移動手段を紹介します
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カオサンにおけるおすすめのゲストハウス、ホテル

カオサンのゲストハウス「3ハウー・ホステル(3HOWw Hostel)」
カオサンのゲストハウス「3ハウー ホステル」のドミトリー

 

シャワールームや洗面所、トイレなどは共有のドミドリ形式の「ゲストハウス」とシャワーや洗面所、寝るスペースが個室に含まれている「シングルルームのホテル」がカオサンでも営業している。

ゲストハウスはひと部屋に多数のベッドが置かれているため、プライベートなスペースが少ない。一方で、他の旅行者とこうしたスペースを共有することでコミュニケーションを楽しめる。また、ゲストハウスは料金的にもかなり安くなっている。

ゲストハウスが良いか、ホテルが良いかは個々人の好みによるだろう。

 

下記ではカオサンで「評価の高い1泊1000円以下の格安ゲストハウス」と「おすすめのホテル」を紹介していく。

 

カオサンの格安ゲストハウス

カオサンのゲストハウス「バーン チャナソンクラーム(baan chanasongkram)]
カオサンエリアにあるゲストハウス「バーン チャナソンクラーム

 

メインのカオサン通りの他、周辺のエリアを含めると200を越えるゲストハウスが存在している。この中でも評価が高く、1泊1000円以下の格安ゲストハウスを簡単に紹介すると

>>> カオサン通りのすぐ近く、観光客向けの店が並ぶ通りにあるゲストハウス(1泊500円程度)

>>> カオサン通り北の落ち着いた通りにあるゲストハウス(1泊1000円程度)

>>> カオサン通りと縦に交わるチャクラポーン通り沿いにあるゲストハウス(1泊1000円程度)

>>> カオサン通りからは徒歩10分程度、カオサンエリア郊外のゲストハウス(1泊900円程度)

>>> 観光客向けの店が並ぶエリアにあるゲストハウス(1泊900円程度)

以上のようになる。

※時期によっては1泊1000円以上になります。正確な値段はリンク先でチェックイン、チェックアウトの日付を入れるだけで確認できます。

 

おすすめのゲストハウスの詳細な場所については下記Google Mapsを参考に。


カオサンエリアにあるおすすめゲストハウス、観光スポット地図。右上の枠の記号(拡大地図を表示)をクリックして拡大で表示すると見やすくなる。左上の矢印が付いた枠記号を押すと、ホテル一覧やプレイスポットも表示されます。

上記で紹介したホテルの場所は、このマップを別タブ・ウインドウ(もしくはアプリ)で開いておくと参照しやすいです。

 

カオサンでゲストハウスに宿泊する際の注意点を知りたい人は下記記事を参考に。

カオサンで日本人におすすめのゲストハウスと利用方法を紹介します
バンコクのカオサンエリアにはバックパッカー向けの安宿が数多く営業している。こうした安宿の多くはゲストハウスという形になっており、シャワールームや洗面所、トイレなどはほかの宿泊者と一緒に使う共用である。ベッドのある部屋も個室ではなく、通常はド...

 

カオサンのおすすめホテル

ダン ダゥーム ホテル(Dang Derm Hotel)
ダン ダゥーム ホテル

 

ゲストハウスのように部屋まで共有だと現金の管理が面倒になるし、ストレスを感じる人もいるはずだ。カオサン通りで騒いだ後は部屋でゆっくりと休みたいという人も多いだろう。カオサンに滞在するカップルも通常は個室(シングルルーム)を選択する。

 

こうしたシングルルームへ宿泊したいと考えている人に向け、カオサンエリアでシングルルームを提供しているおすすめホテルの簡単な紹介からすると

▶ カオサン通り沿いのおすすめホテル

>>> カオサン通り沿いにあるコンパクトなシングルルームのホテル

>>> カオサン通り沿いにあるコンパクトだがオシャレなホテル

>>> カオサン通りに沿いにあり、オシャレな東洋風のデザインホテル

 

▶ カオサン周辺のおすすめホテル

>>> カオサンよりも落ち着いたエリアにあり、長期滞在者に人気のオシャレなホテル

以上のようになる。

 

おすすめホテルの詳細な場所については下記Google Mapsを参考に。


カオサンエリアにあるおすすめホテルの地図。右上の枠の記号(拡大地図を表示)をクリックして拡大で表示すると見やすくなる。左上の矢印が付いた枠記号を押すと、ホテル一覧が表示されます。

上記で紹介したホテルの場所は、このマップを別タブ・ウインドウ(もしくはアプリ)で開いておくと参照しやすいです。

 

カオサンで営業するおすすめホテルについて、更に詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

カオサンで日本人におすすめのゲストハウスと利用方法を紹介します
バンコクのカオサンエリアにはバックパッカー向けの安宿が数多く営業している。こうした安宿の多くはゲストハウスという形になっており、シャワールームや洗面所、トイレなどはほかの宿泊者と一緒に使う共用である。ベッドのある部屋も個室ではなく、通常はド...

 

カオサンの過去から現在について

カオサンのバックパッカー

 

カオサンという名称は白米を意味するタイ語の「カオサン」に由来する。昔はこの通り周辺に米問屋が多かったことから、そう呼ばれるようになった。

米問屋の街として栄えた後、カオサンはバックパッカーの集まる場所となった。バックパッカーが集まった理由は旅行代理店が多く、タイの地方を含めた東南アジアへ移動する際の拠点として使われるようになったからである。こうした拠点には、一時的にでも人が多く滞在するため、旅行者同士で情報交換をしたり、出会いの場として機能していた。レオナルド・ディカプリオ主演の「ザ・ビーチ」でもカオサンが注目され、バックパッカーの聖地としてより有名になった。

Bitly

 

しかし、

ネット上で情報がシェアされ、ツアーやホテルの予約もネットで行われるようになった

および

バックパッカーの移動手段として好まれていたワゴン車は安くて速いLCC(格安航空会社)での移動へと変わった

ことから、最近もカオサンの機能は大きく変化している。

 

近年のカオサンはバックパッカーに限らない、観光地としての側面が大きくなっている。一般的な旅行者に向けのお店も目立つようになってきた。実際、このエリアを歩いていると、家族連れやカップルが観光に訪れているのを度々目撃する。地元タイ人も外国人との交流のために集まっている。

 

カオサンの旅行者
観光スポットとして注目され、一般旅行者も増えているカオサンエリア

 

もちろん、他のエリアに比べ、依然としてバックパッカーが多いのは間違いなく、ネットの方が安く予約できるにも関わらず、カオサンの旅行代理店を利用している人は多い。バンコク市外だけではなく、タイ国外へ行く際の拠点としての役割は今もこなしている。情報交換も、ゲストハウスのロビーでは積極的になされているし、夜になれば他の旅行者とそういった話を楽しめるだろう。

夜騒がしくなる点も昔から変わっていない。イベントが無い日でも毎日のように路上ディスコの他、ライブが行われ、朝までお酒を飲みながら踊り狂う人達で溢れかえる。

 

自国でお金を貯め、物価の安い海外で過ごす「外こもり」の長期滞在先としても人気である。お金を使って楽しむよりも、あまりお金のかからない楽しみ方をしたいという人にも最適なエリアである。

 

夜のカオサン通り
人で溢れるカオサンの夜

 

カオサンというのはバンコクはもちろんタイでも異質な存在で、他には無い独特な雰囲気を作り上げている。タイらしくない欧米の繁華街のような雰囲気を楽しめるのは1つの魅力になっているかと思う。バンコクという大都市にあるテーマパークの1つとして、カオサンエリアに一度訪れてみてはいかがだろうか?

 

カオサン通りを含む、バンコクの主要な観光エリアとおすすめホテルついて詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

バンコクのおすすめホテルを5つのエリアごとに紹介します
バンコクの主要な観光エリアは下記のように1.スクンビット(Sukhumvit)2.シーロム(Silom)3.サイアム(Siam)、プラトゥーナム(Pratunam)4.カオサン(Khaosan)5.ヤワラート(Yaowarat)の5つに大別...

カオサンはその特徴からも好き嫌いが分かれるエリアである。タイ旅行が初めての人はカオサンだけでなく、バンコクの広い範囲へ滞在してみてるべきだ。

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