バンコクの主要な観光エリアは下記のように
1.スクンビット(Sukhumvit)
2.シーロム(Silom)
3.サイアム(Siam)、プラトゥーナム(Pratunam)
4.カオサン(Khaosan)
5.ヤワラート(Yaowarat)
の5つに大別できる。
バンコクの主要な観光エリア。ルンピニーは格安ホテル街として有名なエリアである(©OpenStreetMap contributorsより)
この中で日本人の滞在先として人気なのはスクンビットとシーロムである。レストランからショッピング、プレイスポットまでが揃っているため、旅行者として訪れても便利な環境にある。観光スポットへのアクセスも良い。
サイアムはショッピングやレストランが揃い、現地若者のデートスポットとして人気のエリアである。ただ、サイアムで営業しているホテルは数えるほどしかなく、コスパの良いホテルがない。一般人なら、サイアムの北側にあるプラトゥーナムエリアの方が選択肢も多くおすすめだ。
ルンピニーはスクンビットやシーロムといった繁華街へのアクセスも良く、格安ホテル街もあるため長期滞在者におすすめである。ただ、短期滞在の旅行者ならエリア内で楽しめるカオサンの格安ホテル街に滞在した方が良いだろう。
バンコクのチャイナタウンであるヤワラートも他にはない特徴的なエリアである。下町の雰囲気を残すエリアで、中華料理などを楽しみたい人におすすめだ。
この記事ではバンコクのおすすめホテルを滞在先として無難な
▶ スクンビット
▶ シーロム
の主要2エリアを中心に紹介するとともに、好みが分かれる
▶ プラトゥーナム
▶ カオサン
▶ ヤワラート
といったエリアのおすすめホテルについても、料金とともに詳しく述べていきたいと思う。
※ホテルによってはJF(連れ込み料:ジョイナーフィー)の有料化など、サービスが変更されてる可能性もあります。予めご了承ください。
バンコクのエリア別おすすめホテル
バンコク旅行の目的は個々人によって異なる。明確な目的があるなら、それに合わせて滞在場所を選択すべきだ。バンコク旅行の目的が明白でない場合、タイ旅行初心者はスクンビットやシーロムが滞在エリアとして無難である。これらエリアは比較的何でも揃っていて便利なのと、広範囲で観光スポットへのアクセスするのに悪くないからだ。観光以外の時間も快適にできるだろう。
下記ではスクンビットやシーロムを中心に、それぞれのエリアにおいておすすめのホテルだけを紹介する。この記事で紹介するホテルの具体的な料金は記事内のリンク先でチェックイン、チェックアウトの日付を入れるだけで確認できる。
※ リンク先のホテル予約サイトで金額が表示されない場合は、その予約サイトの枠が埋まっている。1つのホテル予約サイトで表示されない場合は他の予約サイトでも確認をしてほしい。
▶ スクンビットのおすすめホテル
>>> 【1泊4000円~】地下鉄スクンビット駅1番出口から徒歩数分の位置にあるサービスの良い中級ホテル
>>> 【1泊7000円~】BTSナナ駅から徒歩圏内。窓からの夜景が綺麗な人気高層ホテル
>>> 【1泊2000円~】ソイカウボーイまで徒歩0分!スクンビット駅にも1分で行ける好立地の格安ホテル
▶ シーロムのおすすめホテル
>>> 【1泊3000円~】サラディーン駅から徒歩数分、シーロム通り沿いにあるホテル
>>> 【1泊5500円~】タニヤ通りが目の前!スラウォン通り沿いにある新築の中級ホテル
>>> 【1泊1万5000円~】屋上ムーンバーが有名で映画やドラマにも使われる有名高層ホテル
▶ プラトゥーナムのおすすめホテル
>>> 【1泊7000円~】現地の庶民向けショッピングエリアにあり、バンコクで2番目に高いビルで営業する高層ホテル
▶ カオサンのおすすめホテル(ゲストハウス)
>>> 【1泊2500円~】カオサンロードに沿いにあり、オシャレな東洋風の格安デザインホテル
>>> 【1泊1000円~】カオサン通りから少し離れたエリアにあり、観光客向けの店が並ぶ通りにあるゲストハウス
▶ ヤワラートのおすすめホテル
>>> 【1泊7000円~】ヤワラー通り沿いにあるオシャレなデザイナーズホテル
バンコクにおけるおすすめホテルの詳細な場所は下記Google Mapsを参考に。
バンコクのおすすめホテルマップ。右上の枠の記号(拡大地図を表示)をクリックして拡大で表示すると見やすくなる。左上の矢印が付いた枠記号を押すと、おすすめホテル一覧も表示されます。
下記で紹介するホテルの場所は、このマップを別タブ・ウインドウ(もしくはアプリ)で開いておくと参照しやすいです。
おすすめホテルについてはカップルや家族、一人旅といった旅行者のタイプによっても違いが出てくる。したがって、どういった層におすすめなのかも含めて、スクンビット、シーロム、プラトゥーナム、カオサン、ヤワラートの順に下記で詳しく紹介していきたいと思う。
スクンビットのおすすめホテル
スクンビットはバンコクの中心地でナナから東へプロンポン、エカマイ周辺までのエリアを指している。
BTSアソーク駅やプロンポン駅といった駅前の開発が進んでいるエリアもあり、都会的な雰囲気も感じられる。また、ソイカウボーイやナナプラザといったバンコクの代表的な男性向け夜遊びスポットもこのエリアにある。
旅行ではショッピングの他、食事、各種バーやディスコにクラブもこのエリアで楽しめる。アソークにはBTSだけでなく、地下鉄(MRT)も通っており、タイならではの観光をしたい場合も広い範囲へアクセスが容易である。
ホテルも格安ホテルから5つ星の高級ホテルまで揃っており、幅広い層の日本人旅行者に人気の滞在エリアだ。
下記ではスクンビットにあるホテルでもおすすめのものだけを詳しく紹介していきたいと思う。
フラマエクスクルーシブ アソーク ホテル バンコク(FuramaXclusive Asoke Hotel Bangkok)
フラマエクスクルーシブ アソーク ホテル バンコク(FuramaXclusive Asoke Hotel Bangkok)はBTSアソーク駅から徒歩5分、地下鉄スクンビット駅1番出口からは徒歩2分程度の位置にある。ソイカウボーイへも大きなアソーク通りを信号で渡り、徒歩数分で行ける。
上のGoogle Mapsでは緑色①の位置。
BTSアソーク駅から見たアソーク通り。アソーク駅の高架歩道からホテルも目視できる。写真中央付近に「Xclusive」の赤い文字が見えるかと思う。
ホテル受付。チェックイン時、デポジットとしてクレジットカードで請求か2000バーツが要求される。もちろん、何もなければクレジットカードの請求はキャンセルされ、現金はそのまま返ってくる。
客室も新しくキレイである。一番料金の安いデラックス ダブルルームでも十分に広い。カップルはもちろん、家族でも宿泊できるだろう。このプラン以外にも、大人3人まで宿泊できる部屋が用意されている。
WiFiも速くて快適だった。
クローゼットにはセキュリティボックスの他、アイロンもある。スーツ着用のサラリーマンには嬉しいだろう。
洗面所とトイレ。トイレ横にはシャワーとバスタブも付いている。バスタブではゆっくりとお湯に浸かって入浴タイムを楽しめるだろう。
ホテル内にはプールやトレーニングジムなど館内の設備も充実している。
何よりも良かったのはスタッフのホスピタリティである。みな目が合えば会釈をしてくれるし、女性を連れていても丁寧な対応をしてくれた。高級ホテルならともかく、バンコクの中級ホテルでここまでサービスの良いホテルは他に無いように思う。時期や条件によっては1泊4500円以下でも宿泊できる。
具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れるだけで確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> フラマエクスクルーシブ アソーク ホテル バンコク(格安ホテル予約サイト 最新料金)
>>> フラマエクスクルーシブ アソーク ホテル バンコク(Expedia 最新料金)
宿泊者が2人でも1人分の料金で予約できる。3人まで宿泊できるプランもある。夜遊びで女性を連れ込んだ際は受付できちんとIDチェックがなされる。
旅行中、そこまで高くない料金で良質なサービスを求めている一人旅から家族旅行、友人グループでの旅行まで、コスパ重視の幅広い人におすすめのホテルだ。
ダブルツリー バイ ヒルトン プルンチット(DoubleTree by Hilton Bangkok Ploenchit)
ダブルツリー バイ ヒルトン プルンチット(DoubleTree by Hilton Bangkok Ploenchit)はナナプラザのあるスクンビットソイ4のすぐ隣、スクンビットソイ2沿いにある準高級(4つ星)の高層ホテルである。ナナプラザまでは徒歩5分程度の距離にある。上のGoogle Mapsでは緑色②の位置。
贅沢な気分を味わいたい、バンコクのキレイな夜景を楽しみたい人向けのホテルで、カップルでの旅行における滞在先として最適である。
グランデスーペリアツインルームのベッド。カップルで泊まるなら十分な広さである。
ダブルツリーバイヒルトンのウリは、やはり高層階にある客室からの景色だろう。窓が大きいため、景色にも迫力がある。
なるべく高層階に泊まりたかったり、景色について要望があるならチェックイン時に伝えるべきだ。部屋のプランと空いてる範囲で要望に答えてもらえる。
ホテル内にはレストランの他、ジムやプールも完備されている。
このホテルの魅力は高層階の部屋で窓からの景色が良いこと、ホテル内設備が充実していること、そして、何と言ってもその立地だ。ナナプラザだけでなく、レストランやマッサージ屋などが並ぶスクンビットソイ4へも歩いてすぐ、BTSナナ駅も徒歩5分以内である。
しかも、このクラスにしては値段もそこまで高くはない。時期や条件によっては1泊8000円以下でも宿泊できる。若者の旅行者でも十分に泊まれる料金となっている。
具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れるだけで確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> ダブルツリー バイ ヒルトン プルンチット(格安ホテル予約サイト 最新料金)
>>> ダブルツリー バイ ヒルトン プルンチット(Expedia 最新料金)
宿泊者が2人でも1人分の料金で予約できる。3人部屋まで用意されている。夜遊びで女性を連れ込んだ際は深夜でもホテル入口でIDチェックなされた。その場合も追加料金は取られない。
せっかくの旅行なので贅沢がしたいという人も満足できるだろう。コストパフォーマンスにも優れたホテルでカップルはもちろん、家族や友人グループでの滞在先としてもおすすめである。
W 21 ホテル バンコク(W 21 Hotel Bangkok)
W 21 ホテル バンコク(W 21 Hotel Bangkok)はソイカウボーイから徒歩0分の場所で営業している。ソイカウボーイのアソーク通り側入り口のすぐ隣、セブンイレブンと同じ建物に入居している。上のGoogle Mapsでは緑色③の位置。
ソイカウボーイから右へ出て徒歩0分。セブンイレブンの入った茶色の建物に、W 21 ホテル バンコクは入居している。
部屋は決して新しくはない。ただ、部屋はきちんと掃除がなされており、それなりの広さもある。カップルなど2人までなら十分な広さだろう。
ソイカウボーイに隣接するホテルであり、地下鉄スクンビット駅の入り口までも徒歩1分程度、BTSアソーク駅も近い。ソイカウボーイを遊び尽くしたい人だけでなく、バンコクにおける昼間の観光拠点としても非常に便利だろう。
好立地であるにも関わらず、時期や条件によっては1泊2500円以下でも宿泊できる。
具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れるだけで確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> W 21 ホテル バンコク(格安ホテル予約サイト 最新料金)
>>> W 21 ホテル バンコク(Expedia 最新料金)
宿泊者が2人でも1人分の料金で予約できる。
チェックアウト時は部屋の確認も無く、キーを渡して待つこと無くすぐに終わった。ベッドのシミまでチェックして罰金を取るホテルも多い中、こうしたペナルティが無いホテルは利用しやすい。
ソイカウボーイを遊び尽くしたい男性だけでなく、中心地の格安ホテルに滞在したい旅行者にもおすすめである。
シーロムのおすすめホテル
シーロムとはバンコクのバーンラック区にある中心的な通り「シーロム通り」の周辺、特に、BTSサラデーン駅、地下鉄シーロム駅周辺エリアを指す。
バーンラック区は「ラマ4世通り」「サトーン通り」、西側がチャオプラヤ川で囲まれた行政区になる。シーロム一帯はバーンラックというエリアになる。しかし、バーンラックの名称よりも、シーロムという言葉が広く使われている。
シーロムエリアを囲む主要な通りとBTS駅、地下鉄駅(©OpenStreetMap contributorsより)
シーロムエリアではBTSサラディーン駅を中心に発展している。
BTSサラディーン駅の北側にはタニヤと呼ばれる日本人街、パッポンと呼ばれるゴーゴーバー街がある。
タイの地において、日本語の看板が並ぶタニヤ通り。夜になると、カラオケ店の女性キャストで通りが溢れる。
BTSサラディーン駅の南側は駅と直結したショッピングモールがあり、日本食を含む日系レストランの他、様々なレストランが入居している。
ショッピングの他、レストラン、各種バーや夜遊びを楽しめるだろう。高層ビルの屋上で営業し、夜景が楽しめるスカイバーも南側エリアに多い。都会的な観光をするのにもシーロムは最適な場所である。
BTSサラディーン駅周辺エリアならBTSだけでなく地下鉄も利用できるため、市内観光時にも広い範囲へアクセスが容易である。
シーロムでは格安ホテルから5つ星の高級ホテルまで揃っており、幅広い旅行者を受け入れている。
下記ではシーロムエリアにあるホテルでもおすすめのものだけを紹介していきたいと思う。
バリー スイート シーロム(Bally Suite Silom)
バリー スイート シーロム(Bally Suite Silom)はBTSサラディーン駅のすぐ下シーロム通り沿いで営業している。上のGoogle Mapsでは黄色①の位置。
BTSサラディーン駅が目の前、地下鉄シーロム駅へも徒歩数分で行ける上、ホテル周辺にはレストランやカフェ、マッサージ屋も充実している。タニヤ通りといった繁華街にも徒歩数分の距離にある。利便性の高いホテルである。
BTSサラディーン駅近く、シーロム通り上の歩道橋から見たバリー スイート シーロム。ホテル入口横ではマッサージ屋も営業しており、ゲイ向けの男性マッサージ師もいる。1本中へ入った通りでも、ゲイ向けのマッサージ屋が営業している。
3人までの宿泊が可能な一番小さいデラックスルーム。2人でも少々狭く感じるかと思う。
部屋は新しくないが清潔である。
シーロム通り沿いのホテル表面は、夜になると派手なライトアップがなされる。
徒歩圏内にはレストラン、マッサージ屋(基本的には男性同性愛者向け)から繁華街まで揃っている。BTSサラディーン駅が目の前にあり、広く観光するにもかなり便利だ。シーロムを楽しむにも、バンコクのほかのエリアへ出るにも便利なホテルになるだろう。
時期や条件によっては1泊4000円以下でも宿泊できる。具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れれば確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> バリー スイート シーロム(格安ホテル予約サイト 最新料金)
>>> バリー スイート シーロム(Expedia 最新料金)
宿泊者が2人でも1人分の料金で予約できる。3人まで滞在できるものの、ベッドを追加すると追加料金を取られる。
複数人で泊まれば1人あたりの値段も安くなるので、旅費を節約したいカップルや友人グループ、夫婦での旅行におすすめのホテルだ。繁華街も近く、人通りも多いため家族にはあまりおすすめできない。
男性向けの繁華街へのアクセスもよく、同性愛者(ゲイ)でなくても、滞在先としておすすめのホテルである。
ザ ラヤ スラウォン バンコク(The Raya Surawong Bangkok)
ザ ラヤ スラウォン ホテル(The Raya Surawong Bangkok)はスラウォン通り沿いにある新築ホテルである。
タニヤ通りとボーイズタウン(ゲイ向けのバーが並ぶエリア)へは徒歩0分、パッポン通りへも徒歩数分で行ける好立地にある。タニヤ通りは道路を渡ってすぐ目の前にある。ボーイズタウンはタニヤ通りよりも近く、道路を渡る必要もなしに数十m先にある。
BTSサラディーン駅へもタニヤ通りを通って徒歩5分程度である。上のGoogle Mapsでは黄色②の位置。
受付は5階にある。夜になると1階にセキュリティ(警備員)はいる。しかし、夜遊びで人数を追加してもその人のIDチェックはなかった。一度チェックインすれば、受付を通らずに客室へと向かえる。
スペリアールーム。ダブルベッドもしくはシングルベッド2つのどちらかの部屋を選べる。客室はキレイで広々としており、快適に過ごせる。1番狭い部屋でも2人までなら十分な広さである。
無料WiFiも動画がスムーズに見れるぐらいの速度が出ていた。
部屋の窓から見たスラウォン通りの景色。写真中央付近にパッポン通りの入口も見える。
立地的にかなり便利な位置にあり、シーロムエリアの繁華街に近く、BTS駅、地下鉄駅にも徒歩圏内である。ホテルとしては中級ホテルであり、時期や条件によっては1泊6000円以下でも宿泊できる。
具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れれば確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> ザ ラヤ スラウォン バンコク(格安ホテル予約サイト 最新料金)
>>> ザ ラヤ スラウォン ホテル(Expedia 最新料金)
宿泊者が2人でも1人分の料金で予約できる。3人まで宿泊できる部屋が用意されており、1人あたり3000円程度でも宿泊できる。
シーロム通りよりも多少は落ち着いた通りにあり、サラディーン駅北側の繁華街を遊び尽くしたいすべての旅行者におすすめのホテルである。
バンヤン ツリー バンコク(Banyan Tree Bangkok)
バンヤン ツリー バンコク(Banyan Tree Bangkok)はサトーン通り沿いにある5つ星の人気高級ホテルである。地下鉄の最寄り駅はルンピニーで徒歩10分弱、BTSではサラディーン駅から徒歩15分程度の位置にある。上のGoogle Mapsでは黄色③の位置。
BTSや地下鉄からホテルへと徒歩で向かう場合、サトーン通りからはビルの中を抜けて少し歩かなければならない。徒歩でのアクセスには不便かと思う。受付前ロビーまでは、敷地内へとタクシーで入れる。
ホテル受付。航空会社のパイロットも受付をしていた。キャビンアテンダントと違い、操縦士クラスになると飛行先の滞在ホテルは5つ星が普通かと思う。
ホテルの部屋はサトーン通りが通る「北側」と大きなマンションが並ぶ「南側」がある。多くの客が最初はアップグレードを条件に南側の広めの部屋を提案されると思う。ただ、南側の部屋はほぼ全て、大きなマンションが目の前に広がる「つまらない」景色である。アップグレードを断ってでも、サトーン通り(北側)側の部屋を希望した方が良いかと思う。
日本人の多くは部屋の希望を出さない。しかし、値段相当のサービスを希望するなら、しっかりと主張すべきだ。
ウェルカムドリンクは花から抽出した青紫色のジュース。ウェルカムドリンク以外にも、ホテルのコンシェルジュが部屋を用意するまでの時間ついていてくれる。高級ホテルはコンセルジュのサービスがウリでもあるので、この辺はさすがだと思う。
デラックスルーム客室。デラックスルームは寝室とリビングで部屋が2つに分かれている。
部屋へ入ると、目の前には大きな窓とリビングルームが広がっている。ソファーにテーブル。鏡の前にはお香が置かれており、ほのかにいい匂いがした。
サトーン通り北側の景色。シーロム方面へと高層ビルが並ぶ。少々窓が汚いのは残念だが、北側なら景色にも満足できるはずだ。夜には街全体が輝きを放ち、大都会バンコクを感じさせる。
冷蔵庫にあるジュースやレッドブル、お菓子などはすべて無料である
WiFiは日本のドコモがサービスが提供されているようで、スピードも速かった。
洗面所とバスルーム。バスタブがあるのでゆっくりとお湯に浸かれる
建物全体に多少古さはある。ただ、このホテルの良さは部屋からの景色だったり、スタッフのサービスや屋上にある予約制のムーンバーだろう。特に、ムーンバーや高層階で営業するバーは宿泊していなくとも訪れておきたいスポットである。
屋上61階にあるムーンバー(moon bar)。ただし、雨天時は営業しない。
バンヤンツリー バンコクへ泊まれば、余暇の気分に十分浸れる。館内で提供されるサービスについても満足だった。スカイバーではバンコクの夜景を見ながらお酒を飲むといった体験ができる。
バンコクに滞在予定のカップルだったり、夫婦だったり、友達グループ、お気に入りの人と思い出作りに泊まりたいと考えているなら、バンヤンツリー バンコクは候補の1つに入れるべきである。せっかくの旅行なら贅沢をしても良いだろう。
時期や条件によっては1泊1万5000円以下でも宿泊できる。
具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れれば確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> バンヤンツリー バンコク(格安ホテル予約サイト 最新料金)
>>> バンヤンツリー バンコク(Expedia 最新料金)
宿泊者が2人でも1人分の料金で予約できる。大人6人までが滞在できるプランもある(ただし、6人部屋は予約が取りづらい)。夜遊びでホテルへ連れ込み、受付横を通ってもIDチェックは求められず、追加料金もなかった。
バンコクで贅沢な気分を味わいたいカップル、友人グループはもちろん、家族での滞在にもおすすめのホテルである。
プラトゥーナムのおすすめホテル
サイアムはショッピングやデートスポットとして人気のエリアである。ただ、サイアムに滞在したくとも、サイアムで営業しているホテルは数えるほどしかない。ホテルの選択肢も少ないため、滞在する場所としてはあまりおすすめできない。サイアムの北側にあるプラトゥーナムエリアの方が良いだろう。
プラトゥーナムはサイアムよりも昔ながらのバンコクが残っているエリアだ。古びた建物が多く、ローカルな雰囲気も漂っている。プラトゥーナム市場が有名なように、ファッション関係の小売店が多く営業している。
プラトゥーナム市場(左)とプラチナムファッションモール(右)
ファッション関係の製品をここで仕入れ、日本で販売している人もいる。観光で来ている人だけでなく、仕入れといったビジネスで来ている人も多い。
下記では滞在場所としてサイアムよりもコスパの良いプラトゥーナムのおすすめホテルを紹介していく。
バイヨーク スカイ ホテル(Baiyoke Sky Hotel)
バイヨーク スカイ ホテル(Baiyoke Sky Hotel)はバンコクの高層ビル「バイヨーク タワーII」で営業している。22階から74階が客室になっており、いずれのプランでも高層階へ宿泊できる。
ホテルのすぐ南にはプラトゥーナム市場がある。エアポートレイルリンクのラチャプラロップ駅から徒歩数分。上のGoogle Mapsでは青色①の位置。
バイヨーク タワーIIはバンコク市内なら比較的遠くからでも見える。バンコク市民なら誰もが知っている有名なタワーだ。
18階ロビー。ホテル受付もタワーの18階にある。このフロアではお土産やレストランが営業している。
シングル、カップル向けの部屋「スーペリア スタンダード ゾーン(Superior Standard Zone)」。40階にあるワンルームタイプの部屋。
低層階のスーペリア スタンダード ゾーン(Superior Standard Zone)の部屋。ソファーの置いてある空間など、細かく別れている。ワンルームタイプの部屋よりも広い。ベッドを追加すれば家族でも泊まれるだろう。
同じスーペリア スタンダード ゾーン(Superior Standard Zone)の部屋でも間取りは違っており、低層階の部屋の方が若干広かった。一番小さな部屋でも、2人までなら十分な広さである。
個人的には細かく別れているよりも広いワンルームの部屋の方が好きである。
洗面所とバスタブ。シャワールームと分かれてバスタブが設置されている。
洗面所は広さもデザインも部屋ごとの違いはほぼ無かった。
サイアム方面の景色。左のレインボーに着色されているビルはバイヨーク タワーIIよりも昔に建てられた「バイヨーク タワーⅠ」。
バイヨークスカイ ホテルは充実した館内設備でも満足できた。
プールやトレーニングルームといった基本設備に加え、ゴルフレンジ(打ちっぱなし練習場)や夜景を楽しめるスカイバー、展望デッキもある。
いずれも客室より低層の20階にある。
屋上の回転式展望デッキからは360度の夜景を楽しめる。展望デッキへはバイヨークスカイ ホテル宿泊者なら無料で行ける。
バイヨークスカイ ホテルは高層ホテルの割に値段も安い。少ない出費で高層ホテルに滞在したい人におすすめのホテルである。時期や条件によっては1泊8000円以下でも宿泊できる。
具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れるだけで確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> バイヨークスカイ ホテル(格安ホテル予約サイト 最新料金)
カップルでの宿泊におすすめのホテルであり、ジョイナーフィーは無料、つまり1人分の料金で2人までの宿泊が可能である。ただし、ジョイナーフィー無料にするには下記のような条件がある。
・チェックイン時に宿泊者と一緒にいる
・チェックイン時に1人でも、追加で泊まる人の名前をチェックイン時に申告する
・18時より前の時間に入室する
誰を追加で宿泊するか決まっておらず、かつ18時以降に追加で泊める場合は基本的に1000バーツの追加料金が必要になる。
それでも、他の客に紛れて受付を通ると、何も言われず客室へ向かえることもあった。また、18時以降でも、チェックイン時に2人でいたことに書き換えてくれて1000バーツの支払いを免除してくれたスタッフもいた。夜遊びなどで後から女性を連れ込む場合、ジョイナーフィーの支払いについては運次第の部分もあるといえるだろう。
ショッピング目的でプラトゥーナムへ滞在したい人だけでなく、雰囲気の良いホテルなので、純粋な観光目的で滞在してもよいだろう。
シングルからカップル、夫婦、家族からグループの幅広い層におすすめのホテルである。
カオサンのおすすめのホテル
カオサン通り(カオサンロード)はバックパッカーの聖地として世界的に有名なエリアである。格安ホテルも多く、通りに並ぶ様々なお店でショッピングをしたり、レストランやカフェでのんびりと過ごしたり、マッサージ、ヘアアレンジを受けるといった選択肢がある。夜にはカオサン通り全体がディスコ状態となり、お酒を飲みながら楽しんでいる人が多くなる。

カオサン通りにはバックパッカーの聖地として雰囲気を楽しみたいだけの人も多い。1部屋に複数人が泊まるドミトリ-なら、同じような境遇の人との交流も楽しめるだろう。
下記ではカオサンエリアにあるシングルルームのおすすめのホテルと、複数人で部屋をシェアするゲストハウスを紹介していきたいと思う。
ダン ダゥーム ホテル(Dang Derm Hotel)
ダン ダゥーム ホテル(Dang Derm Hotel)はカオサン通りで営業している大型ホテル。チャクラポーン通り(Chakrabongse Road)側のカオサン通り入口から入ってすぐの場所にある。上のGoogle Mapsではオレンジ色①の位置。
ホテル受付。チェックイン時に、デポジットとして500バーツが要求される。何もなければチェックアウト時に返金される。
ベッドルームと洗面所。部屋はオシャレな東洋風のデザイン。部屋は2人でも十分な広さがある。
WiFiも無料で、それなりに安定している。
屋上にはバーカウンターやプールもある。
通常のプランでは朝食もついており、設備や立地、オシャレな部屋についても悪くない。にもかかわらず、時期や条件によっては1泊3000円以下でも宿泊できる。節約旅行者でも泊まれるコスパの良いホテルだ。
ただし、シーツやタオルの汚れに罰金を課しており、基準も厳しい。安く宿泊できる分、こうしたホテル備品の汚れには気をつけた方が良いだろう。
具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れるだけで確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> ダン ダゥーム ホテル(格安ホテル予約サイト 最新料金)
宿泊者が2人でも1人分の料金で予約できる。
カオサンの中心部に滞在したいカップル、グループだけでなく、一人旅でもおすすめのホテルだ。
バーン チャナソンクラーム(Baan Chanasongkram)
バーン チャナソンクラーム(Baan Chanasongkram)は細い路地にレストランやマッサージ屋、タトゥーショップが並ぶチャナソンクラーム通り(Chanasongkram Alley)で営業するゲストハウスである。上のGoogle Mapsではオレンジ色②の位置。
このゲストハウス周辺にあるソイ ランブットリー(Soi Ram Buttri)も露店、レストラン、ゲストハウスなど観光客向けの店が数多く並び、にぎやかである。
チャオプラヤ川のチャオプラヤー エクスプレス ボート乗り場にも比較的近く、バンコク市内へも安く移動できる。
ソイ ランブットリー。チャナソンクラーム通りを出ると、このソイ ランブットリーに繋がっている。
バーン チャナソンクラーム受付。チェックアウトは12時。13時から16時までのレイトチェックアウト(遅い時間のチェックアウト)にも対応している。16時以降のチェックアウトは1泊分の料金がかかる。
バーン チャナソンクラームはドミトリールームだけでなくシングルルームもある。
ドミトリーは1泊1000円以下でも泊まれる。ドミトリーへ宿泊する場合は宿泊人数を「1人」にして検索をしよう。
シングルルームを含むゲストハウスの具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れるだけで確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> バーン チャナソンクラーム(格安ホテル予約サイト 最新料金)
カオサンは観光スポットにもなっており、一人旅、カップルだけでなく家族連れも多い。また、旅行者は若者だけでなく、欧米人は40、50代でも騒いでいる。こうしたノリが好きな中高年にもおすすめの滞在先だ。
ヤワラートのおすすめホテル
ヤワラートはバンコクにおける「チャイナタウン(中華街)」である。
このエリアは食事や買い物、観光など、様々な楽しみ方がある。特に、中華料理を楽しむのがおすすめで、ツバメの巣やフカヒレなどの高級食材を日本より安く食べれる。
観光地として中国人や中国系の外国人も多く訪れる。漢字も多く、タイ・バンコクとは思えないような雰囲気も楽しめる。
下記ではヤワラートにあるおすすめのホテルを紹介していきたいと思う。
シャンハイ マンション バンコク(Shanghai Mansion Bangkok)
シャンハイ マンション バンコク(Shanghai Mansion Bangkok)はヤワラー通り沿いで営業する準高級ホテルである。ホテル周辺は中華料理店や市場も多く、ヤワラートを中心に観光したい人にとっては最適な立地である。上のGoogle Mapsではピンク色①の位置。
オシャレな内装でカップルやグループ、家族におすすめのホテルである。
このホテルのウリはモダン中華で統一されたデザインである。
館内の吹き抜けに吊るされている提灯。1階中央は池になっている。
館内は撮影ポイントで溢れており、歩くだけでも楽しくなるだろう。
客室も中華風インテリアである。
ホテル客室。ディテールで安っぽさはあるものの、統一されたオシャレなデザインになっている。
ちなみに、このホテルのおっちゃんコンシェルジュ(スタッフ)には部屋の案内から近くの美味しいレストランまでいろいろと教えてもらえた。一流ホテル並みにレベルの高いコンシェルジュかと思う。聞く度に渡す必要はないが、気持ちのチップ(50バーツ程度~)も忘れずに。
時期や条件によっては1泊8000円以下でも宿泊できる。具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れるだけで確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> シャンハイ マンション バンコク(格安ホテル予約サイト 最新料金)
>>> シャンハイ マンション バンコク(Expedia 最新料金)
宿泊者が2人でも1人分の料金で予約できる。
カップルや家族、友人グループ向けのオシャレなデザインホテルで、ヤワラートという街の中心部へ滞在したい人に最適なホテルだ。
バンコクのホテルを予約する前に知っておくべきこと
日本のホテルでは安くとも、それなりのサービスが提供されている。しかし、バンコクに限らず、タイのホテルは「最低」部分のクオリティが保証されていない。安すぎると、まず清掃がきちんと行き届いていない。ベッドにカビが生えていたり、室内にアリが大量にいたり、シャワーでお湯が出なかったり、滞在でストレスを感じる人もいるはずだ。つまり、安ければ安いほど良いというわけではない。基本的に安いホテルではトラブルも発生しやすく、上手くコミュニケーションを取れない人は損失を抱えやすい傾向にある。ただし、実際に泊まった人でないと、安くてクオリティの高いホテルかどうかはわからないだろう。
この記事で紹介しているホテルはすべて著者が泊まって調べたコスパの良い、つまり、値段に対してのサービスレベルが高いホテルになっている。生活するにも悪くない立地にあり、コスパの点では満足できるはずだ。
ただ、より最適化を進めたい人はそれぞれのホテルへ実際に滞在しなければならない。個々人に合った最高にコスパの良いホテルというのは、やはり実際に滞在しないと正確に測れないからだ。
バンコク旅行も何回かリピートしていくうちに、その人にあった最適化ができる。繰り返しリピートすることでコストパフォーマンス、満足度も上がっていくだろう。
バンコクにある「ドンムアン空港」と「スワンナプーム国際空港」から、バンコク市内のホテルまでのアクセス手段を知りたい人は下記記事を参考に。

